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zoom RSS 誰もがコンビニ人間と同じ… 本「コンビニ人間」

<<   作成日時 : 2016/10/16 09:32   >>

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「コンビニ人間」 村田沙耶香。

社会とうまく関われない、30台半ば、未婚、恋愛経験ゼロの女性が主人公の話。現在、コンビニのアルバイトで生計を立てている。ただ、彼女にとって、コンビニは生計を立てる手段というより、唯一社会の一員になれる社会との接点だった。
コンビニのマニュアルを遂行し、歯車として働くことが、社会の一員であると感じる主人公は不思議なキャラ。そんなキャラが次々可笑しな事をやっていく様は滑稽で、楽しくなってドンドン読み進んでしまう。そして最後は、不気味になってくる。
主人公は他人との共感ができないので、マニュアルがないと何をやっていいかわからない。コンビニで働くことで、共感能力のある普通の人々の世界に適応しようとする。だが、実はこれ、共感能力のない可哀想な特別な人の話ではない。共感能力のあると思われる?我々も実は同じ状況である。
社会、会社、家族などあらゆる場面で、あるべき姿を提示され、その期待というマニュアルに応えようとしてないか?主人公を不気味に思った自分こそ、不気味な歯車そのものなのだ。この小説は、コンビニ依存の人間を描く事で、現代の閉塞感、病理を白日のもとに晒したのではないだろうか。
流石、芥川賞だと思った。
勝手な評価:⭐⭐⭐⭐(切ない)


コンビニ人間
文藝春秋
村田 沙耶香

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